HP独占インタビュー【rice活動休止について】
第4回連載「海外見聞録」
第3回連載 特別企画「rice×ACID」
第3回連載 特別企画「rice×ACID」 第2弾「ツアー中のアンナコト・コンナコト」
さて、第二弾では、ツアー中の具体的なエピソードに突っ込んでいきたいと思います。酒豪・有紀に最後までつき合ったのは誰!? そして、お互いの知られざる素顔とは!? 聞き逃せないエピソードをお届け!──ライヴの手応えはどうでした?
誠一郎:riceとウチは、バンドのタイプが違うぶん、集まってくるファンの人たちの求めるものも違うじゃないですか。でも、riceのファンのみんなはすごくあったかくて、最終的にはウチのメンバーの名前も覚えてくれたんですよ。
淳平:そういう空気がものすごくうれしかったですね。メンバー同士が打ち解けてうまくいったからこそ、ファン同士もうまく絡めたのかなとは思います。
──仲良くなったお互いメンバー同士で、飲みに行ったりもしたんですか?
誠一郎:なんだかんだでお互い忙しくて、あんまり行けなかったけど…
有紀:地方で2回ぐらい行けたんだよね。
誠一郎:ホントに毎日が楽しかったよ!
有紀:俺も楽しかったよぉ~。
──ツアー中の思い出深い出来事といえば?
有紀:ウチは何度もトラブルに遭遇したんだよね。個人的にはツアー中に携帯なくしてすごいショックだった時期もあったし。
一同:爆笑!
HIRO:めちゃくちゃ落ち込んでたよね!
誠一郎:なくしたあと、“連絡ください”っていろんな方面に声かけた時、一番最初に有紀くんに連絡入れたの俺だったんでしょ? それ聞いて、やりぃ! って思った(笑)。
有紀:誠ちゃんってやさしいんだ~って思ったよ。ほかにも、バンド単位のトラブルもすっごく多くて、高速で機材車のタイヤがパンクしたりもしたし。
誠一郎:新潟に向かう途中だよね。関越を走ってる時に車が2台ぐらい路肩に止まってるのを見かけて、ウチのメンバーが、“あれ、riceじゃない?”って言ってたんだけど。でも、“そんなことないんじゃない?”って言って通り過ぎちゃったんだけど…新潟に着く手前で、"バーストしちゃいました"って連絡が来た。
有紀:タイヤがバーストしたその日はギターアンプが壊れたりもしたし、ホントにいろいろトラブルがあった。で、ACIDのみんなにもかなり助けてもらって。
誠一郎:やっぱり、ツアー中って何があってもおかしくないじゃないですか。だけど、2バンドで廻ってるからこそお互い助け合えてよかったですよね。これがツーマンの良さなんだなって。
──ではここで、お互いのファンも知らないようなriceとACIDの素顔を暴露してもらおうかな。1ヶ月一緒にいた中で見えた、お互いの一面といえば?
有紀:riceって、打ち上げとかで飲み始めると往生際悪く昼過ぎまで飲むタイプなんだけど(笑)、一番最後までつきあってくれたのが淳ちゃん。
──結構飲める方なんだ?
淳平:普通には。有紀くんたちと一緒に飲んでいろんな話が聞けたし、勉強になりましたね。
有紀:飲んでると口がどんどんゆるくなっていくから、気づくといろんな話してたよね。マジメな話をしてるはずが、途中でオヨヨ! って感じになって(笑)。
──淳平さん、クールで寡黙な印象ですけど、飲んで打ち解けると結構テンション上がるんですか?
淳平:いや、そういうワケではないですけど(笑)。
──じゃ、誠一郎さんは?
HIRO:誠ちゃんは、ちょっとフザけたりできるキャラでしょ? ステージでも一番明るいしさ。
誠一郎:いや、自分ではクールだと思ってるんだけど。
HIRO:ブーッ! それはないでしょ! ものすごい笑顔でドラム叩いてたもん(笑)。でもやっぱり、根はマジメだよね。ふざけてるように見えても周りを見ながら気を遣ってくれてたし。そういう一面は、ファンの子も知らないんじゃないのかな~?
有紀:誠ちゃんはストレートさを持ってる人だよね。彼を見てると、構えずに何も考えないでストレートに接すればいいんじゃんって思わせてくれる。
誠一郎:いや、riceも同じですよ。ふたりとも音楽に対するまじめさとかまっすぐさを持ってるし、ウチらと似てるところがあるなって思いましたね。だからこそいい感じでツアーが廻れたんだろうし。
淳平:僕の中では、riceのふたりは、年は近いけど大人だなっていう印象がありますね。冗談を言ってることが多いけど、実はしっかりしてるんですよ…っていうことをファンのみなさんに伝えたいです(笑)。
──なるほど。お互いいろいろ吸収し合って充実した夏が過ごせた感じですね。
誠一郎:そうなんですよ。バンド単位で仲良くなるって、ありそうでなかなかないから。
有紀:そうそう。過去いろんな人と出会って、その時々で歩み寄ろうとはしたんだよ。でもやっぱり、特にヴォーカルの場合って、みんなが“自分が世界で一番”って思ってるから、話が噛み合わなくて(笑)。
──この夏のいい出会いはきっと、今後のお互いの成長にプラスになりますね!
淳平:そうですね。これからもお互い、いい影響を与えられればいいなと思ってます。また、絶対一緒にやりたい!
有紀:来年やろうよ。例えば春頃とか?サウンドホールで再会しない?(笑)
誠一郎:横浜で始まり横浜で終わり、また横浜で再会だ!(笑)
~~次週へ続く~~