HP独占インタビュー【rice活動休止について】
第4回連載「海外見聞録」
第3回連載 特別企画「rice×ACID」
「春の好き間2010」特別インタビュー
3月26日(金)~28日(土)愛知県西浦温泉 ホテル東海園
【参加者】
rice(櫻井有紀、村田一弘)/ふーみん/高井淳/愛歌/トッキー
今回の『好き間』はちょっと違う!? なんてったって、2泊3日のスケジュールはrice史上初!
好き間取材スタッフは、26日の夜、名古屋ハートランドでのライヴ(ツアー初日)が終わり、バスで東海園に向かうメンバーと参加者より一足先に会場にイン。そこからの時間は本当に怒濤のごとく過ぎ……毎回恒例の深夜インタビューを2日目(27日)の夜に迎えることとなりました。
メンバーの疲労度はおそらく最高潮にピークだったはず。だって26日の夜は、東海園のラウンジで2泊3日の参加者たちとともに日付が変わる時間まで打ち上げをし、そのあとは翌日のアコースティックライヴに向けてのミーティングを朝までしていた模様。そして今(Bar yuroが終わったところ。深夜2時)は、本日の活動を開始してから15時間が経過している状態。
でも……。
部屋に集まったriceとメンバーの面々の顔は、ヘロヘロでありながらもとっても楽しそう。ビール片手にワイワイと盛り上がっています。さあ、今のみなさんの胸の中にある想いを引き出してみましょう。
今回の『好き間』、どんな手応えがありますか!?
──ただいま、日付が変わり、3月28日深夜2時でございます。今日も1日お疲れ様でした!
一同:お疲れ様でした~!
──毎回恒例となっている『好き間深夜インタビュー』は、通常、1日目のプログラムが終わってから行なっているのですが、今回は2泊3日ということもあり……2日目の夜の開催です。とにかく盛りだくさんの内容でお届けしているこの旅行、体力的な消耗はかなり激しいんじゃないですか?
HIRO:いや、そんなに重い疲れは感じてないよ。もちろん、ライヴハウスでのライヴが終わればそれなりの疲れが出るし、今も、いつもの『好き間』の1日目を終えただけの疲れはある。けど、モードをうまく切り替えられてるから、言うほど消耗してはいない。
──モード?
HIRO:準備段階の話でいえば、完全にツアーの準備に重きを置いてきたから。今日の午前中になって、ツアーリハの合間にやってた『好き間』のリハの感覚をガッと思い出して集中したって感じ。
──連続して3日間のプログラムをやってるというよりは、別モノの2つのプログラムをやってるっていう感覚?その切り替えがうまくできてるからこそ、気持ち的な疲れの蓄積が少ないのかな。
HIRO:うん。だから、今までの『好き間』と違うなっていう感覚はあんまりないし、いつもの倍疲れたっていう感じはないよ。
──おお、頼もしい発言! まだ明日の行程があるわけだから、ここでバテるわけにはいかないしね(笑)。ではでは、今日ここまでの感想を、まずは参加メンバーのみなさんに聞いていきましょう。トップバッターはふーみんさん。
ふーみん:まとめみたいな話になっちゃいますけど、いいですか?
──どうぞ(笑)。
ふーみん:お客さんの顔を見ててね、みんなのすごく満ち足りた表情が印象的でしたね。まあ、riceのライヴは常にそうではあるんですけど。
──今回、特にそう感じたんですか?
ふーみん:観に来ているみんなも、普段は辛いことや大変だったりすることがあると思うんですよ。でも、そういう部分をちゃんとライヴで潤してあげることができてるんだなって。そう思うと、すばらしいなって思うんです。
──今回の『好き間』では、2度もライヴができたわけですから(ふーみんはハートランドと『好き間』の両方に参加)、すばらしさも倍増ですね。
ふーみん:ライヴハウスでは僕がひとりでベースを弾きましたけど、アコースティックライヴでは淳ちゃんと一緒にやれて。同じ曲を演奏しても、違う形態でやることで曲の良さを2度味わえましたからね。ホントに楽しかったですよ。
──ふーみんさんは今回、クイズ大会でもキャラクターとして活躍していただいたりと(スーパーふみあきさん=ふーみんの顔つき人形、ボーナス得点を獲得する際に使用する重要アイテム)、いつものクールな顔とは違う表情が見られてファンもたまらなかったのではと(笑)。
ふーみん:ええ。あれ、ウケて良かったですよ(笑)。盛り上がったことが本当にうれしかった。でもね、実は、そういう大役を仰せつかったこともあって、昨日はちょっと不眠気味でした。ハートランドでのライヴが終わって疲れてたのに、いろんなシュミレーションしてて……(笑)。
有紀:“不眠(ふみん)、ふーみん”って書いといて!
ふーみん:(笑)。でも、riceがいつも心がけている、“みんなを楽しませる”っていう考え方にはいつも共感するんですよ。だからこそ力になりたいと思って自分なりにやらせていただきました。
──続いて、2度目の「好き間」参加となるトッキー。前回はコーラスでの参加でしたが、今回はギタリストとしての登場でしたね。
トッキー:僕はとにかくriceが好きなので、riceの音に加われることが何より幸せなんです。前回とはパートが違いましたけど、riceの音を作るっていう意味では同じ旋律を軸に奏でているわけなので。とにかく良い音が出せたなと思います。
──昨日、“イントロ・ドン”のリハーサルやっていた時も、トッキーは正解率がすごく高かったんですよね。今日もアコースティックライヴのリハをやりながら歌を口ずさんでいるのを見て……本当にriceが好きなんだなって思いましたよ。
トッキー:ホント、メンバーというよりはファンに近いですよ。サポートメンバーとしてriceの力になりたいっていうより、好きでやってるんです。riceの生き様に賛同して一緒にやれることが幸せだし、お客さんからも、“本当にriceが好きなんですね”って何人にも言われましたし(笑)。
──ではお次は愛歌さん。
愛歌:今回は、わりと早くからリハーサルをやらせてもらえたこともあって、riceの音楽に僕なりの色を添えさせてもらえたかなと。そういうライブが出来た事、それがうれしかったですね。
──有紀くんとの絶妙なハーモニー、今回もすごく素敵でした。
愛歌:ただ、今回は、位置がいつもと違ったので、大丈夫かな? って…。
──というのは?
愛歌:僕はいつもはベース側にいるんですけど、今回はギター側にポジションを置いたんです。しかも、僕のモニターが有ちゃんの横にあったので、有ちゃんは大丈夫かなって。
有紀:気持ち良かったよ。問題なかったぜこんちきしょう。
愛歌:そういうポジションにした分、壮ちゃん(PA担当)に有ちゃんのヴォーカルを大きく出してもらったんです。モニターの中の音がすごく良い迫力でテンションも上がって、新鮮な気持ちでできました。
──続いては淳くん。ツインベースでのアコースティックライヴは2度目ですが(前回は2009年春の好き間)、いかがでしたか?
淳:今回は、ライヴハウスでのライヴを観たあとにアコースティックライヴを観る人がいたわけじゃないですか。アコースティックでベースが2本になったことで“よりグルーヴィーだった”と思ってもらえたらいいなと思ってやりました。結果、楽しかったっす!
──今回のツインベースに関しては、事前に打ち合わせなどはしたんですか?
淳:実は、ベースの住み分け的な部分でいうと、前回と今回は真逆だったんです。
ふーみん:今回は淳くんがアップライトのベースを使ったこともあって、彼がボトムをがっちりやる感じにしたんですよ。ならば僕はギターとベースの間の旋律をやろうっていうことにして。
──前回はその逆で、ふーみんさんがボトムを支えて、淳くんがもう少し軽い感じのベースっていうカラミだったんですか?
ふーみん:そう。淳くんがメロっぽい感じで弾いてっていう。
淳:でも、「星に願いを」だけ逆で、僕が上モノっぽいフレーズを弾いて、ちょっとフックになるような形にしたんです。
──いろいろなトライがあってのツインベースだったんですね。
淳:そういうトライがうまいこと伝わったかな……っていう手応えはありましたね。さっきふーみんさんが言っていたように、お客さんがみんなええ顔してたなって思います。riceのお客さんって、“私、本当に楽しみに来てます!”っていう気持ちが強いんですよ。その気持ちが、riceの人柄といい相乗効果を生むのかなって。すごく思いましたね。
──今回のアコースティックライヴは全10曲のセットリストでしたけど、やっていて気持ち良かった曲や、改めて“好きだな~”って思った曲はありました?
ふーみん:僕は、新曲の「星に願いを」がすごく好きで。ライヴハウスでやったバンドスタイルも、『好き間』のアコースティックも、どっちも良かったと思います。あと、「Fractal」のアコースティックアレンジもすごく楽しかった。カッコよくておしゃれな感じですごく好きでしたね。
トッキー:僕は「くちびる」ですね。この曲は、主旋律を歌ったりギターソロを弾いたりと、役割的にはやることがいっぱいあったんです。それが1曲の流れにつながって……おもしろくもやりがいがあったなって思います。
愛歌:僕は「Re:Bye」が印象的でしたね。実はこの曲、リハと違ったんですよ。
──そうなんですか?
愛歌:本当は、僕のソロが終わった後にみんなのソロに入る予定だったんですけど、どういうわけか、僕のソロのあとに有ちゃんがソロに入ってくれて。それがすごく気持ち良くて、鳥肌が立っちゃいましたね。この曲だけじゃなく、全部の曲にいろんな想いがありますよ。というのも、riceの曲って、いろいろなアレンジがあるから、僕がコーラスを入れる旋律もいつも違うんです。だから、毎回、新曲を歌ってるような新鮮さがあって……
有紀:申し訳ないね(笑)。
愛歌:同じ曲をやっても毎回違う感情が湧き上がって…どの曲も好きなんです。
有紀:愛ちゃんはね……“ソ”がズルい。
──“ソ”?
有紀:裏声の“ソ”がズルいの。
──有紀くん的にジェラシーを感じちゃう音があるんだ(笑)。でも、ふたりの声って、タッチが全然違うけど、相性がいいというか。合わさった時の感触がすごくステキなんですよね。
愛歌:Barタイムの時にも、僕の声はすごくriceに合うってお客さんが言ってくれたんですよ。それが本当にうれしかったですね。
──では、淳くんが感じた今日の1曲は?
淳:僕も「Re:Bye」。ツインベースならではのハモりがあって、すごく繊細でよかったなって。
──繊細というのは?
淳:たとえば、HIROくんのキックひとつにしても、バンドスタイルで踏むのとでは全然ボリュームが違うんです。アコースティックで踏む、優しい“トントン”っていう感じがすごく伝わってきて……。そんな中、ふーみんさんがガツガツと作ってくるグルーヴを感じたり、トッキーのギターのボイシングや有紀くんの歌、愛歌くんの歌、全部が全部キレイに聴こえたんですよ。それが、“繊細だなぁ”と思わせてくれたというか。もしかしたら、みんながそう思ってプレイしてたのかな? とも感じたし。そういう意味で、「Re:Bye」がすごく印象に残ってるんです。
──では、当のriceのふたりの感想を。今回の「好き間」、ここまでの感触はどうですか?
HIRO:アコースティックライヴでの感想からいくと、今回の立ち位置はステージに横並びだったから、通常のライヴに近いフォーメーションだったでしょ。だからいつもより緊張したかも。
──去年の『好き間』で同じ会場でやった時は、メンバーが円形になってお客さんを囲む感じでしたよね。
HIRO:そう。今までだったら、あんまりカッチリ決め込まずに本番を迎えて、ラフな空気感を楽しむような雰囲気があった。けど、今回はどっちかっていうと、“気持ちをしっかり入れてやらなきゃダメだな”っていう雰囲気があって。そのぶん、いつもとは違う緊張感があったかなって。
有紀:僕はね、毎回思うことではあるんだけど、とても贅沢な気持ちになった。
──というのは?
有紀:メンバーのみなさんは、それぞれのパートのプロフェッショナルでしょ。そんな中、失礼かもしれないけど……僕だけあんまり得意じゃない鍵盤をやらせてもらってて。それが、とても贅沢だなって。もちろん、ミスはしないほうがいいし、プロの方々みたいにガッツリ弾けたらそれに越したことはない。それに、情けないことにピアノに向かってステージに立つと緊張ですごく震えたりもする。でも、だからこそ勉強になるんだよね。こういう機会が定期的にあるからこそ、自分の本分(歌)がより明確になるし、いつもと違うポジションで曲に向き合うことが良い刺激になる。この感覚がすごく好きで、たまらないんだよね。
──その感覚は、もしかしたら、『好き間』をやらなければ気づかなかったことかもしれないですね。ところで、さっきメンバーさんに聞いたことをriceのふたりにも聞きたいんだけど、今日やった10曲の中で、改めて発見があった曲や感動があった曲はありました?
HIRO:うーん。強いていえば、神経を使ってる分、新曲には新鮮さがあるというか、“まだまだ追求する余地があるな”っていうことを思ったかな。でも、どの曲にもグッとくるポジションがあるから、ひとつは選べないかなぁ。
有紀:俺も、ナンバー1を決めるのはすごく難しい。どの曲にもいろいろあったから……。でも、その中でもすごく頼もしいなと思ったのが、「星に願いを」。
──へえ。曲の感想に“頼もしい”っていう言葉を使うことってあんまりないと思うんだけど……。その真意は?
有紀:エンディングに向かう最後のフェイクで、自分が用意していたイメージの響きではない声で終わってしまったのね。結構細かいポイントだから、聴いてくれてたお客さんは、そんなことないよって言ってくれるかもしれないけど、自分としては納得いかない部分があって。それが悔しくて……挽回しようと思っても、歌はあと何小節かで終わるっていうところだった。頭の中で、“どうしよう”っていう想いがグルグル廻ってたんだけど、“シンガーの櫻井有紀が好きで観に来てくれる人に対して自分は何を聴かせるべきか”って思ったら、“これはもういかなきゃ! まだ歌うしかない”っていう決心ができて。歌詞が終わってるなら声しかないと思って、勝手に続けさせてもらっちゃったの。それで、周りのみんなが、突然の歌に付き合ってくれてああいう形になった。だから、「星に願いを」は本当はあの長さじゃなかったんだよ。
──そうだったんだ!
有紀:普通に考えたら長過ぎるエンディングだったんだけどね。悔いが残った部分の挽回はすぐできたんだけど、やり出したら気持ち良くなっちゃって……。みんな、顔色ひとつ変えず、“お、きたな”っていうぐらいの感じで演奏してくれて、すごくありがたかった。ふーみんのグルーブもどんどんアグレッシヴになっていくし、HIROも全体を見ながらリズムをずっとキープしてくれて。
──その時の感触が、“頼もしかった”っていう言葉につながった。
有紀:印象深かったし、“ホンマ、サンキューな”って思った。
──観ている人には、結果がすべてで、“すごく良いライヴだったね”と満足してもらえたらそれでいいんだと思うけど……。でも、こういうドラマがあることを知ると、余計感慨深くなるというか。だから毎回、『好き間』のあとのアフターインタビューはやめられないんですよね。さてさて、まだ明日も送り出しという最大ミッションが残っているし、そろそろお開きにしましょう。では、明日、お客さんたちのどんな顔を見られたらこの旅行は成功に終われると思いますか?
淳:寝不足の顔を見てみたい。“興奮冷めやらなかったんやろうな~”っていう顔を。
──寝不足の人はきっと多いんじゃないかな。今ごろみんな、部屋の中で今日の話をしてたりすると思う(笑)。
淳:たぶんそうだと思います。“昨日のハートランドの時はこうやったけど、今日のアコースティックライヴではこうやってん!”みたいに(笑)。で、寝不足になって、明日の帰りのバスの中でゆっくり寝てもらえたら。
トッキー:僕もそうですね。『好き間』を通して、ファンの人たちひとりひとりの人生の中で、なにか一歩進んだなっていうような自信に満ちあふれた顔が見られたらいいなと思います。
ふーみん:たぶんね、ファンのみんなも、身体的な疲れはあると思うんですよ。でも、精神的にはすごく豊かになれるんじゃないかな。今まで交流がなかったようなファン同士の新たな出会いも多分あったと思うし、そういう輪がどんどん良い連鎖で繋がって……。ここだけのことじゃなく、世の中自体、そういう関係性であってほしいと僕は思うので、明日もその良い連鎖が見られたらいいと思います。
愛歌:(笑)。明日、どうやったら、今日以上の顔が見られるか…このインタビューの後、みんなで作戦を考えます。
HIRO:……もう、俺らが言うことないな~(笑)。
──メンバーさんに、すごくいい話されちゃったもんね(笑)。
HIRO:ねえ(笑)。
──とは言わず、有紀くん、HIROくんからもメッセージをくださいな。
HIRO:『好き間』って、昔から来てくれてる人も数多いらっしゃる訳で……。そんな中、毎回、満足して帰ってもらえるだけで十分なんだけどね。だから、今みんなが“また来たい”って思ってくれるような終わり方にできればいいかな。
有紀:そうそう。明日は、自分の手指で数え切れないぐらいの笑顔や泣き顔が見たい。化粧なんかよれちまえばいい(笑)。
──あはは。
有紀:さっきのBarでも、終わり際に、目頭が熱くなってる子たちがいてさ。それを見て思ったんだけど、きっと、人それぞれに自分の社会がある中で、スケジュールや予算を調整してここに来てくれてるわけじゃない?人それぞれの類い稀なる想いを馳せてここに来てくれてるんだなあって……。だから、みんなの涙を見て、有紀ももらい泣けるだけの気持ちが入っちゃうよね。
──それも、さっきふーみんさんが言った“連鎖”のひとつかもしれないですね。
有紀:そこには、バックグラウンドは関係ないんだよね。血液型がどうとか出身地や年齢がどうとか。でも、通じ合えるツールとして、riceの音楽があるとしたらすごいことだって思う。だから……なんだかんだをはしょって言うと、最終的には共に音楽を満喫して、たくさん泣いてたくさん笑って帰ればいいと思う。絶対に、“泣いてブスになってるよ”とか、意地悪言ったりしないから(笑)。
──有紀くん自身も突っ込まれないようにね(笑)。
有紀:あはははは。そうだね、涙を笑いに変えて送り出してあげたいからね。
──で、バスに乗って眠って、目的地に着いて自分の日常に戻った時に、“楽しかったなあ。明日からもがんばろう”って思ってもらえたら最高ですね。
有紀:うん。『好き間』での出来事も、いつもの日常も“同じ時間の流れ方なんだよ”っていうことを実感してもらえたら……僕としては最高の結果が作れたと言っていいかもね。
──さあ、もう3時を廻ります。明日も早いし、お開きにしましょう! みんなの笑顔と泣き顔が見られる最高のエンディングに向け、明日もがんばってくださいね。お疲れさまでした。
一同:お疲れさまでした~!
世の中では、いろんなアーティストが“ファン旅行”を行なっている。どのアーティストも、集まってくれたファンのみんなを喜ばせるためにいろいろな企画を展開していると思う。
そんな中、riceの『好き間』には、ほかのアーティストの旅行会にはない“何か”があると毎回参加するたびに思う。もちろん、参加者ひとりひとりが感じることは違うと思うし、メンバーそれぞれの取り組み方にも多少の差はあると思う。
けれど、確実に言えることは、『好き間』の間は、全員が同じ方向を向いているということ。“riceと一緒に楽しみたい”“riceの音楽を肌で感じたい”という気持ちが全員に共通していること。決して安くはない参加費を払って毎回参加しているリピーターが多いということは、実は結構すごいことだ。そして、riceのふたりは、そんなファンの気持ちに甘んじることなく、もっと最高のものをという気持ちで『好き間』に取り組む。
“好き間=隙間”という文字の通り、この旅行会は、riceの年間スケジュールの中でも、ちょっとしたバケーション。その、バケーション(ゆるみ期間)があるからこそ、日々の活動をがんばれるのかもしれない。
さあ、今回の“大盛況”が次回へのハードルをさらに上げてしまったrice。先日発表されたばかりの“2010年夏の好き間”では、どんな“最高のひと時“を私達にくれるのだろう!?