第4回連載「海外見聞録」 第1弾「プロローグ」
みなさん大変お待たせしました！今年の10月、riceが初めて経験した海外でのライブエピソードを、5回に渡ってお届けします！びっくりするようなハプニングも包み隠さず話してくれた有紀とHIROは、このツアーを通して何を得て来たのでしょう！？──O-WESTでの凱旋ライブから1ヶ月が過ぎたところだけど、海外を経験したあとでやったあのライブの感想はどうですか？
有紀：エライやり切った感じはある。だって、2時間55分やったからね～
HIRO：ファンの子たち的には単発のライブっぽくなっちゃったけど、俺ら的にはツアーファイナルみたいな感じでできたしね。
有紀：そうそう。今年は1月21日の新宿村スタジオ（ファン感謝祭）から始まって、6月ぐらいからはずーっと動いてたからね。ライブ、何本やってる？
HIRO：今までの3年ぶんぐらいやってるんじゃない？（笑）
有紀：どえらい本数やってるよね。 11月のO-WESTまでで20本以上だよ！
──2007年はライブにつきる1年だったといえる？
有紀：そうだね。今年から自分たちで動くことになって、もっと大変なことになるかと思ってたけど…誠意を持ってブッキングしていくと自分たちだけでもできるっていう手応えがあった。来年はもっと、“ライブやりたいのにできない”っていうもどかしい環境は減っていくんじゃないかな？ まあ、今年は、本州以外でまだ行けてない国内を飛ばして海外行っちゃったけど（笑）。
──おっ。海外話が出たところで、今回のインタビューの目玉、『riceの海外見聞録』いってみましょうか。今回は、現地でスケジュールの変更があったりいろいろ大変な面もあったようですね。
有紀：そうそう。向こうで2～3転したからね。結局、ライブをやった順番でいくと、中国（10/13）→ドイツ（10/16）→オーストリア（10/18）→ポーランド（10/20）。
──当初の予定では、ポーランドのあとにフランスとフィンランドが入るはずだったんだよね。
有紀：実は、ポーランドの会場で、一緒に行ったバンドさんのメンバーのうち3人分のパスポートが盗まれちゃって。
──えっ！？
HIRO：ちょっと油断してたよね。
有紀：ポーランドの会場はセキュリティーがしっかりしてたから、関係者以外楽屋に入って来れないだろうっていう安心感があったから気が緩んでて。で、日本大使館に問い合わせたんだけど、再発行にどうしても3日はかかるっていうことだったから、日程的に次のフランスに間に合わないってことであきらめざるを得なかったんだよね。
──海外ならではのトラブルに見舞われちゃったんだね…。でも、みんなが無事に元気で帰って来たのが何より。
有紀：途中から、“全員そろって帰国する！”っていうのが目標になってたからね（笑）。振り返ればたかだか19日間のことだったけど、すんごい濃かった。ビール、何杯飲んだかわからないもん（笑）。
HIRO：毎晩のようにね！
有紀：酒盛ったね～！意外かもだけど、毎晩のように酒盛りの陣頭指揮を取ってたのが風民（ふーみん）。
──へえ！ 風民の指揮で毎晩トコトン飲んだんだ？
有紀：みんなとずっと一緒にいるわけだから、次の日のことを考えないで済むっていうのもあって。それに、お酒をキッカケにいろんな話ができたし。なかなかできない体験だったよね。
──では、各国ごとの詳しい話は次の回以降でたっぷり語ってもらうからよろしく！
～～次週へ続く～～
